(重要)コンタクトレンズ処方に関して
コンタクトレンズ(CL)は、厚生省が指定した高度管理医療機器の一つです。
これを踏まえ、当院では十分な安全確認と指導を行いながらCL処方を行っています。
インターネットでの入手に関しては、本来行うべき眼の安全確認を全く行わないため、推奨できるCLの入手方法ではありません。
一つ間違えると、眼に障害を起こす危険のあるCLを、安全に使って頂けるよう指導することが当院の使命の一つと考えておりますので、患者様のご理解をお願いいたします。
以下に、当院のCL指導方針を示します。
1.ご本人のCL装用・処方希望がいかに強くても、眼の状態がCL装用に不適当と医師が診断した 場合にはCL処方を行いません。 その場合には、CL検査料ではなく、一般診療の診察料をご請求申し上げます。 2.自覚症状(痛い、赤い、かゆい、目やにが出るなど)がある場合には、受付時にお申し出くださ い。 多くの方が検査に訪れますので、伝染性の疾患がある方を検査してしまうと、他の患者さまに院 内感染を起こす危険が高まります。 診察結果によっては、上記1のようにCL処方を行わない場合があります。 3.必ず眼鏡とCLを併用してください。 眼鏡を持っていない方、持っていても度が合っていないため使っていない方などには、眼鏡作成 を推奨します。 CLの長時間装用による眼の酸素不足で、角膜(黒目)にダメージを受けてしまい、傷を生じる 危険性が高まります。また、眼に傷ができて痛みなどがあるような時に、眼鏡を持っていないと 無理してCLを使うため、眼の傷は治らないばかりか余計に傷を悪化させます。 思いがけない眼のトラブルに備えるためにも、必ず眼鏡は必要です。 4.ケアを必要するCLを十分にこすり洗いしない、使用期限を超えてCLを使用しする、CLをつ けたまま寝る、ソフトCLを12時間以上使用する、眼の状態を確認せずに販売する雑貨屋・眼 鏡店・インターネット等から購入している…などは不適当なCL使用です。 5.不適当使用の結果、ひどい傷が眼にできたり、まぶたの裏に炎症を起こすことがあります。 程度がひどければ、上記1のようにCLを処方しません。 6.まぶたの裏にブツブツができる巨大乳頭性結膜炎やアレルギー性結膜炎が見つかった時には、病 状によりCL処方を中止する場合や、ワンデータイプレンズへの変更を指示する場合もありま す。 しかし、ご本人が医師の指示に納得できず、どうしてもCL処方に固執される場合には、当院で はCL処方できません。 この場合は、一般診療としての診察料をご請求申し上げます。 |
以上を、十分ご理解のうえご来院いただきますよう、宜しくお願いいたします。